極上の愛文
真っ赤な初恋
これって昭和?
そんな言葉の響きだけど
今、再び 弾け飛ぶわたしの体内
昔のままでよかったよ
稲妻を走らせた、昔の可愛い人
ずっとずっと、あなたの稲妻にしびれて
微量の炭酸になっても、ずっとあなたがよくて
なのに、急に落ちてきたんだ
激しい威力の稲妻が
大人になったわたしは、昔とは違う感受性が生まれていて
そのせいで、しびれ方が半端でない
体内を流れる水も、心を潤す水も、頭の回転で動く水も、サイダーのように弾け飛ぶ
しゅわしゅわと立つ音が、わたしの気持ちを更にかき乱そうとする
でも、それは寂しさに刺激を与えるだけのもの?
ただ、刺激的な甘美を味わいたいだけ?
わたしは、誰を想ってる?
分からない、分かるのが怖い
過去を捨てることなんてできるの?
考えている間も、新しい稲妻は容赦なく落ちていく
ねぇ、このサイダーにアルコール混ぜたでしょ?
弾け飛ぶ度に、体内が熱くなっていくから