カナリアちゃんの恋模様【完】
この人が敦也くんの友達…?
『あの…もしかして、敦也くんの…』
そう思った、私は、敦也くんの名前を出してみる。
すると、爽やかくんは、安心したように微笑みながら、コクリと頷いた。
『そう……てか、君はもしかして…敦也の…』
『彼女の友達ですっ!』
要らぬ誤解をされそうになり、私は爽やかくんが言い終わる前に、慌てて否定する。
少し、面食らったような表情を見せた爽やかくん。
『あ…そうなんだ?で…敦也は…どこいんの?』
ニコニコ爽やかな笑みを浮かべ、私にそう尋ねてきた。