カナリアちゃんの恋模様【完】
何で柊斗くんがいるの!?
そんなことを考え立ちすくんでいると、
パチッ
柊斗くんと目が合った。
『ねぇ〜、今から私たちと遊びに行かない?』
『超カッコいいよね〜』
などと、話しかけている女子の皆様を完全にスルーしている柊斗くん。
…な、なんか…こっちに来てない…?
そう気づいた時には、既に私の目の前に柊斗が立っていた。
相変わらずの爽やかな笑みを浮かべている柊斗くんに、私も曖昧な笑顔を向ける。