カナリアちゃんの恋模様【完】


手を握ってしまったのはいいけれど…





…ど、どうしたらいいの!!?





正直、こんな経験をしたことがない私は、かなりテンパってしまっていた。







『家、こっちであってる?』





そう言って、優しく微笑む柊斗くんに





『う…うん』





とりあえず、頷くことしかできない。






未だにギュッと握られた手があつい。




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