カナリアちゃんの恋模様【完】
『あ、家ここなんで…』
そんな状態で家についた私は、ホッと胸を撫で下ろす。
…緊張した…
『あの…今日は、ありがとうございます、わざわざ送ってもらっちゃって…』
そう言って、ちらりと柊斗くんを見る私。
『いや、こっちも、いきなり来たからビックリさせちゃったぽいし…』
申し訳なさそうにそう呟く柊斗くんに私は、思わず笑みをこぼす。
『ううん、なんだかんだで柊斗くんと話せて楽しかったよ?』