カナリアちゃんの恋模様【完】
『私だって、困るよ!あんなイケメンと付き合ってるなんて噂たてられたら、もう学校中の女子の皆さんから冷たい目で見られるじゃん!』
そう言って、そっぽをむく私に里美は大きなため息をつく。
…ため息をつきたいのはこっちだよ。
『大丈夫、大丈夫、あんたは、大丈夫だからさ、そんな心配しなさんな』
ポンポンと、私の肩を叩き、里美はそう呟いた。
…何を根拠にそんなことが言えるのさ
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