カナリアちゃんの恋模様【完】



『…とにかく、日曜日、約束だからね、10時に駅前集合だから!』







『えっ!里美!?』





強引に話をまとめ、それだけ言い残すと、里美は、自分の席にさっさと戻ってしまった。







…マジですか?






私は、里美の後ろ姿を見送りながら…ひきつった笑みを浮かべることしかできなかったのだった。






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