カナリアちゃんの恋模様【完】
しばらく観察していると、敦也くんたちはファミレスに入っていく。
私と里美も慌てて店内へと足を進めた。
席に座り、敦也くんたちの様子をを眺めている私たち。
そんな私たちに気づかずに、相変わらず、楽しそうに話ている敦也くんたち。
『…ダメだ…もう我慢できないっ!!梨杏…私、行ってくる…』
『…里美…』
きっと、耐えられなかったんだろう。
里美は、勢いよく席を立つと、敦也くんたちが座る席のほうへと足を進めていく。
とりあえず、私も里美と共に敦也くんたちのもとへ。