俺と魔法は紙一重!?
「サンキュー」


俺は礼をいい、通信機を受け取る。


「早速いく?」


「ああ!」


閻魔はなにやら魔方陣を書きはじめる。


そうだ。もう俺は死んだんだ…。
茂さん。5年間本当にありがとう。一人だった俺を拾ってくれて。
父さん、母さん。もしかしたら先に死んでしまってごめんなさい。


「魔方陣完成!!カルマ君、あとは真ん中に立つだけだよ」


俺は閻魔を言葉に無言でうなずき、魔方陣の真ん中に歩み寄る。



ーこれからは新しい世界

どんな世界なんだろう?


俺には期待と不安が混ざりあい、ぐちゃぐちゃになっていた。
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