雨、ときどき涙
あいつが確実に
私の心に介入してきたのは
それから半年経った
11月−−


「体育で剣道〜!!!???」
私は思わず叫んだ
だって、
運動オンチの私が
苦手分野1位と推定してる剣道をやるって
言うんだもん。
先生のバッキャローって
気分だった私は
そんな気持ちで
体育の授業を受けていた


それがまずかった。
私は胴着を着るのが
人一倍遅く、
団体戦の日に
チームメイトに迷惑を
かけてしまった

−−すると
「俺が手伝ってやるから」
後ろには海斗。

私は面の中で涙を
流しかけていた
「ありがとう」
と言ったら
「泣いてる!?
大丈夫、お前はそんなに自分を責めなくていいんだ」
と優しく励ましてくれた
私は強がって、
「泣いてないしっ!!」
って言ったけど
「がんばれ!!」
って言われた。
見透かされた気がした−−−

誰にも気づかれなかったのに
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop