スクランブル
そう言い切ると、

ゆこさんは走って人混みの中へ消えていった。

美香が追いついてきた。

「彼女?最近なのぉ?」

「・・・」

「よかったじゃない。早くにあんたのことわかったみたいで。」

「黙ってくれ!」

「何怒ってるんのよ。今日は私の誕生日よ。怒りたいのは、こっちよ。」



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