スクランブル
「で今日は、わざわざ何なんだ。ユナのことって訳じゃないだろ?」

「ああ。

 なんかさ。俺もいろいろあってな。」

「日本でも女泣かしてるんじゃないだろうなー。」

「うっ。図星。ははは。」

「なんだその、力ない笑いは!で、どうしたんだ。」

「うーん。やらせてくれる女をとるか、高嶺の花をとるか…」

「相変わらずバカ言ってんな。

 ユナをふっておいて、いいご身分だな。」

「そう言うなよー。ユナのことは、いい思い出にしておくから。」

「しばらくおとなしくしとけ。

 で、やらせてくれる女でいいんじゃねーの?お前には。」
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