スクランブル
「花梨、美香だけど・・・

 遅くにごめん。

 今から行ってもいい?」

「え?今仕事中。原稿のってきたとこなんだよね。」

花梨は、地味に書いている推理作家だ。

「うー、じゃましないから今晩泊まらせて。」

「しょーがないわね。おいで。

 どうせ男がらみでしょ。

 手が空いたら話聞かせて。

 ネタにするから。」

「ありがと。」

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