specialな君。




南野くんにちゃっかり家まで送って貰って…
アドレス交換までしちゃったし…


次の日も昼休みも…
携帯が鳴って[一緒に帰ろ?]ってゆうメール。もちろん南野くんから。
私は[良いよ☆]って返事を打つ…




私は大輝くんが好きなんだけどな…




そのまま無意識に屋上に行ってた。多分頭の隅っこに大輝くんが居るかもって思ったのかな…?










「誰?」

聞き覚えのある声。
やっぱり大輝くんは居た。
思わず大輝くんの方を見て笑った。

「きしょいし」

「うるさいなぁ…」


久しぶりに話せた…何か嬉しい…


「あんさ、…」

「なに?」


大輝くんから話し持ちかけてくれる事が嬉しくって…


「お前、南野と付き合ってんの?」


「え?…付き合ってる訳ないじゃん」


「でも南野お前の事好きなんだろ」


「何で知ってんの?!」


「南野が言ってた。」


「えっ…そうなんだ…」


「で、お前はどーなの?」


「どうって…言われても…っ…


えっ?」



-…ドサッ



気が付くと大輝くんに抱きしめられてて…大輝くんの腕の中に居た。



「なななななに?いきなり…」


「…」


大輝くんは黙ったままだった。




これ、どーゆう事?





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