specialな君。



とは言ってみても…アタックって…またアタックってしつこいよね?!



んん゛ーっ…無理だっ!勇気出る訳ないし…。



昼休み考えるために屋上に向かった。



屋上のサクに手をかけ空に向かって大声を出してみた…

「ああああぁぁほーっ!」



「るせぇな…」

-…え?誰か居んの?
恥ずかしさを覚えながら後ろを向くと…だだだだだだ大輝くん!
ヤバいヤバいヤバいヤバい。


私が抜けた顔を見せてると…


「誰?お前。」

「え?」

「だーれっ?ここ(屋上)俺の場所」

「え?あっ…ごめん…なさい。」

「邪魔」

そう言うと目を瞑り眠る体勢に入った大輝くん…



相変わらずヒド過ぎるしぃ…(泣)



そう思いながら大輝くんの顔を綺麗な顔だと思ってジーッと見てると…



片目を突然開け
「早く出てってくれない?ってかさー、昨日の奴でしょ?」

「う…うん…」

「俺さ、女に興味ないから」



「そっか…」
行け行けアタック!アタックチャァーンスだっ!
「でっ…でもさ、私…」

「何?」

「諦めらんないのっ」

「しつこい」

「分かってる…分かってるけどさ…好きなんだもんっ」

「あっそ…」

「うん…」



流れ出しそうになってた涙がこぼれそうになったから知らぬ間に屋上から出て居た…

階段をかけ降りながら我慢してた涙がドバッて出てきて…





やっぱ、無理なんかな。





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