specialな君。


そんなこんなですぐ体育祭当日になった。



でも、体育祭自体はすっごい楽しくて、案外超燃える!

得点競技の中の最後の競技、クラスリレー。

私のクラスは円陣を組み一つになった。



よーしっ!ガンバろっ!



リレーゾーンに入ると最悪な事に隣りには優花ちゃん…。

フンッて顔されて睨まれた。

…私と優花ちゃんはほぼ同じタイミングで相手からバトンを渡された。



しかも同じくらいの速さ。



-…負けるかっつぅの!



その時足を引っかけられ私はド派手に転けてしまった…


ドタンッ…-!!!


「痛っ…!」


そうしてる間に優花ちゃんは走って行って他の人にもドンドン抜かされる。


そっから起き上がって走ろうとするけど、足が思うように動かない。


結果…私のクラスは最下位。


女子には何人かに悪口ゆわれた…
ほんっと最悪。



優花ちゃんに足引っかけられたとか誰にも信じて貰える訳ないし言わなかった。



「大丈夫だよ、仕方ないじゃん」

そう言ってくれるのは杏奈だけだった。

「ありがとう…」

素直に嬉しかった。

「あ!次ペアダンスだけど踊れそう?」

「あっ…忘れてた…む…無理かも」

「マジで?折角大輝くんと踊れるのに」

「うん…」



保健室の先生に聞いたらやっぱり軽く捻挫したからペアダンス踊ったらダメって言われた…



最悪じゃん…





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