ひだまりの若葉~砂漠の女王~
ヒタは怒ったような声で言いました。
「……最初、
『あなたを好きになっちゃいました』
って言いそうになって、
咄嗟に誤魔化したんだよ。
『あなたを好き勝手に、名前つけてもいいですか』ってな。
文章おかしかったけど。
〝若葉〟ってのは逢った瞬間浮かん言葉。
こんなくだらないことが聞きたいのか?」
そうだったのですか。
マリは幸せそうに、深く深くうなずきました。
「はい。」
「……最初、
『あなたを好きになっちゃいました』
って言いそうになって、
咄嗟に誤魔化したんだよ。
『あなたを好き勝手に、名前つけてもいいですか』ってな。
文章おかしかったけど。
〝若葉〟ってのは逢った瞬間浮かん言葉。
こんなくだらないことが聞きたいのか?」
そうだったのですか。
マリは幸せそうに、深く深くうなずきました。
「はい。」