ひだまりの若葉~砂漠の女王~
風が変わってきました。

暑い砂漠も、夜はとても冷え込むのです。


「……私、そろそろ行かなくては。」

「ああ、そうっスよね。

すいません。だらだら話しちゃって。

次いつ来ます?」


「……また、ここへ来られるのですか?」


「うーん。まあ、あと2回ぐらいは来ようかな、と。」


「2回?」


「たぶんね。自分から回数制限設けるなんて、どっかの魔神みたいっスか?

まっ、そこは旅人なんで。テキトーです。テキトー。」
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