わかってるさ、お茶だろう?

 後ずさるも暗くて足元も見えない。

 後ろ歩きのせいで転び、それと同時に男が馬乗りになった。

 「触るな変態!助けて!助けてぇ!」

 「騒ぐなっ!お前もそのつもりでついてきたんだろうが!」

 力一杯口を塞がれ、必死に抵抗する腕をロン毛の男が、暴れる足をチビでピアスの男が掴んだ。

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