わかってるさ、お茶だろう?

 ズンズンと近づいてくる文に怯えて後退する真弓。

 普段と真逆。形勢逆転。

 まさかあの奥手な文が?なんて脳内パニックな真弓がグルグルしていると、額に優しいキスが降ってきた。

 「…期待した?」

 「だ、たれが!」

 「…俺は、ちょっと期待した」

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