わかってるさ、お茶だろう?

 左側に立つ文は首を傾げて立ち止まった。

 「…教えてほしい?」

 「うん。何が好みかくらい知りたい」

 真弓にとって文はドストライクであり、改善の必要はないので口出さないが、文にとってはどうだろうと考えた結果の清楚系だった。

 「派手なのは嫌い」

 「清楚系が好きなの?」

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