わかってるさ、お茶だろう?
 「ま、魔性!」

 「素直な感想だから」

 またいつもの無表情で歩き出した文を追いかけ、隣を歩く。

 人通りは多い、交通量も多い。

 ビュンビュン通る車のスピードで髪が乱れて嫌だった。


 
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