わかってるさ、お茶だろう?

 「…服」

 「ん?」

 「また派手な服装したら文は嫌?嫌いになる?」

 首を傾げる文に一歩近づき、真弓は耳に口を寄せた。

 『あのね…時々なら意識…してほしいよ…』

 言って顔を離せば、滅多に見られないほど真っ赤になった文がいた。

 
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