君のコト。~最後に初めての"大好き"~
二章 出逢い
「可愛いね♪」
「めさ可愛いがん!」
「わあ、その可愛さ癒される///」
「自信持ちなよ!」
どれもお世辞にしか聞こえないけど、あたしは素直に嬉しかった。
あたしの存在が認められた感じがして...。
そんなことが続いてみんな同じようなことしか言わないのに、なぜかあたしはある男の子の言葉に惹かれた。
でもあたしは認めたくなかった。
認めてはいけなかった。
あたしが彼に惹かれていること。
だって...彼には彼女がいるから...。
それに...あたしには彼氏がいるから...。