言葉じゃ届かない
Plain




悩みごとの数なら贅沢なほどある
歩くための脚も 愛する人を抱く腕も
みんな持ってて僕も持ってる

わがままなフリをして 自分に厳しかったり
コンプレックス その姿から
疲れきるまで逃げていた

空が蒼いのは 海が青いのは
自分が自分として居たくて願っているから
そう 君もまた 幼い雛鳥のように


恵まれないことが自分だけ
なんて思っちゃいないけれど
ちっぽけ理由にいつまでも
足を取られているんだ

たった一秒に涙をこぼしたり
ほんとの気持ち 聞こえないように
必死に夢を追い掛けたり

歩くことに疲れたなら
心の隅で一休みしてもいいよ
まぶたを一秒閉じたなら
その一秒を大切に生きればいい

誰かのせいにしたって
ぼくらこの蒼い空の下じゃ
ありのままに生きていく術しかなくて
この悩みも いつかは晴れ渡るんだろうな

空が蒼いのも 海が青いのも
君がここに居ることも
理由なんてない ただ 愛が欲しいから

その為に生きてゆけるなら
胸を張っていい
たとえばそれが 君の意味ならば


< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop