言葉じゃ届かない
疾風-HAYATE-




早い話が「抜け出したい」
そう思うも心は体を置いて先を行く

追い付きたくて 自分に負けたくなくて
歩みを急かすけど 上手く走れなくて
堕落なんてのはもう忘れ去ったさ
今あるのは 明日への情熱 ただ一つ

一瞬一秒瞬く間に もっと先へ先へ先へ
すすり泣く風が聴けなくなるまで
駆け抜けた 僕らまるで疾風のように


歩むことに終わりはなく
立ち止まることに始まりはない

斑なほど道は道らしく走りがいがあり
走り方はそれぞれ違った
それでも皆 握りしめたものは同じ
それは春に色付く 自分の証 ただ一つ

一生一度描く空は誰より青く美しく
どんな色でもいいさ 誇らしく
この向かい風もかき分けて

信じること 嘆いても下を向かないこと
過ちのまま今日を埋めないこと
たとえ行く先に僕らの答え無くても

ただ 一瞬一秒に この足を羽ばたかせ
ただ 一心不乱に 疾風なびく情熱を今


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