はじけろ!ホップコーン!!!
「………………い、おい!」
「わっっ!」
うるさいなあと思いつつ薄く目を開くと
あの美しくて整った顔が目の前にあって。
志毅の鼻が高いせいかより近く感じる。
一瞬胸がドキッとする。
「起きろ」
「はい、ごめん。」
志毅はマイペースだけど落ち着きがある。
昴とは大違い。
「朝飯、もうある」
「うん、じゃあ行ってくる。」
何故か素直に接することが出来る。
「てめぇーブロッコリー食べろや」
「好き嫌い多いんだよ、愁は。」
「うるせー!食べろっつてんの!」
「やだね!」
「食べろ!」
「やだね!」
………黙ってくれないかな。
せっかくの爽やかな朝が……。
「おい!奴隷!ブロッコリー食べろ、オラ」
「自分で食べなさい」
「好き嫌いはよくない。貧乳のもとだよ。
ユサちゃん♪」
サル、てめぇーは貧乳、貧乳うるさい!
「お!志毅!
ブロッコリーいらねーか?」
おっと、爽やか志毅さん登場。
「いらねー」
「いいから!」
「いらねーって」
「あげるって」
「ったく」
あ、食べてあげるんだ。
かわいいね、志毅。