はじけろ!ホップコーン!!!
「何だこれ」
志毅が不機嫌そうな声を出す。
「どうしたんだ?」
飼育員佐藤が問い出した。
「昴の部屋ん中に女モンの下着」
え?
ええええええぇーー?
女モンって、え?あたしの下着?
「え?ちょっとあたしの下着?」
「知らね」
うわーーーーーーーーー!
え、まんまあたしの!
え?なんで。
しかも志、志毅くん。
人差し指と親指のその長い爪で
なんとか持ってるけど…。
気持ち悪いのは分かるけど
せめて指で持ってもらっていいかな。
ちょっと内心傷つくよ。
「昴ー!ちょっと来い」
飼育員佐藤が動き出す。
「はい?」
「この下着なんだ」
「え?あ、ん~?この女の」
ちょ、ちょっと。え?
「この女が俺の部屋で脱いで
ヤり始めようとしやがったから
追い出して、そのまま忘れてった」
いや、ないよ。
嘘うますぎでしょ。リアルすぎるでしょ!
「そうか、プライベート探って悪かったな」
志毅くん、君は素直だな。
嘘も分からないのか。
もちろん、みんなは分かってくれてる……
「俺からも謝るよ。」
「男と女だもんな。それくらいあるよな」
み、みんなあーーーーーー!
違うんだ…。
え、うん。
もういいや。