狐火〜夏休みの恋〜


★雨斗side★


朝起きたらなぜか森に行ったら日夏にあえるような気がして…

昨日俺たちが別れたところに行ってみると。


案の定…いた。


「雨斗っ?わあっ…なんで私がいるって分かったの?」


ばあっと顔を輝かせてそんなことを言う日夏が可愛くて…


「あー?感」


などと自分の思いを隠すかのようにそっけなくいってみた。


なのに日夏は「すごーい」などと俺をほめる。


……誉められるようなことしてねーし。


「日夏。どっかいこうか。」


その場にいるのも何だったのでどこか行こうと提案した。


「そうだね。」と上目遣いでいった日夏に不覚にもキュンとしてしまった俺を殴りたい……





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