狐火〜夏休みの恋〜

★雨斗side★


『日夏!』


日夏によく似た女が走ってくるのが見えた…


お母さんだろうか。


「お母さんっ!」


嗚呼…やっぱり。日夏には家族がいるんだね。


見つかるのを避けるため…俺は日夏から離れた。




日夏たちが帰った後俺は家族とも言えない奴らの所へ帰るとした…。


「ただいま。煌」


「おかえり。雨斗」


煌も狐の人間型だ。そして俺の【義理】の妹。


「あ、雨降ってきた…。」


ポツポツと雨が降り始めた…


日夏は濡れてないだろうか


「なんってなあ…。」


なんで日夏のことは心配なんだろう。


もしかして………
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