―――あの日の約束を。




「203号室の子でしょ?」


私だ。
心臓が激しく波打つ。
私?かわいそう?


なんで?


「陸上でも結構有名な子らしいわよ。不運な事故に巻き込まれたわね。」






「もう、一生走ることが出来ないなんてね...。」
< 14 / 18 >

この作品をシェア

pagetop