―――あの日の約束を。
壊れた夢




―1年前


私は県でも有名なハードルの選手だった。


小さい時から走ること、跳ぶことが好きだった私に幼なじみの淳矢が勧めてくれた陸上部。


私は1年生から大会に出場して、たくさんの賞を取った。


同じ陸上部の淳矢は、いつも木陰で寝ていた。

ろくに練習にもでてないくせに、私の変化にはよく気付いてくれた。
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