天使の舞―後編―
ライラの後に従ってたどり着いた先は、木漏れ日のさす中庭であった。
そこでキャスパトレイユの目に飛び込んできたのは、苦しそうにうずくまる乃莉子の姿だ。
「乃莉子!!」
キャスパトレイユは一目散に駆け寄ると、側に付き添っていたトルティナを押し退けて、乃莉子の背中をさすった。
「乃莉子、乃莉子。
大丈夫か?苦しいのか?
どうした・・・一体何があった?」
質問責めにするも、苦しそうに顔を歪めて耐える乃莉子に、話をする余裕はない。
「ここで、3人でお茶をいただいていた、だけですの。
そうしたら急に、乃莉子様が苦しみだして・・・。
しゃがみ込んでおしまいになられて・・・。」
トルティナが心配そうに乃莉子を覗き込み、キャスパトレイユに説明をした。
乃莉子が天界に来てから、3人はすぐに打ち解けて、よく一緒にいるようになった。
友達ができて嬉しいと喜ぶ乃莉子の笑顔が嬉しくて、過去の事は気にはなったが、キャスパトレイユも3人でいる事に反対しなかったのである。
そこでキャスパトレイユの目に飛び込んできたのは、苦しそうにうずくまる乃莉子の姿だ。
「乃莉子!!」
キャスパトレイユは一目散に駆け寄ると、側に付き添っていたトルティナを押し退けて、乃莉子の背中をさすった。
「乃莉子、乃莉子。
大丈夫か?苦しいのか?
どうした・・・一体何があった?」
質問責めにするも、苦しそうに顔を歪めて耐える乃莉子に、話をする余裕はない。
「ここで、3人でお茶をいただいていた、だけですの。
そうしたら急に、乃莉子様が苦しみだして・・・。
しゃがみ込んでおしまいになられて・・・。」
トルティナが心配そうに乃莉子を覗き込み、キャスパトレイユに説明をした。
乃莉子が天界に来てから、3人はすぐに打ち解けて、よく一緒にいるようになった。
友達ができて嬉しいと喜ぶ乃莉子の笑顔が嬉しくて、過去の事は気にはなったが、キャスパトレイユも3人でいる事に反対しなかったのである。