天使の舞―後編―
「綺麗だな。
乃莉子は、てっきり純白のドレスを着るのかと思っていたんだが・・・。
でもこの淡いクリーム色は、お前の柔らかい雰囲気に良く合っている。
幸せになれ、乃莉子。」
甘く祝福の言葉を囁いたアマネは、ひざまづき、当然のように乃莉子の手を取って、甲に口づけた。
キャスパトレイユは瞬時にその行動に反応し、アマネから乃莉子をもぎ取る。
「てンめぇ~。
俺の花嫁に、何勝手に触ってんだよ!
乃莉子が汚れるだろうが。
しっ!しっ!あっち行けよ。
近づくな!」
キャスパトレイユの過剰な反応に、乃莉子は気持ちが緩み、クスっと吹き出す。
「キャスは大袈裟だよ。
ごめんね、アマネ。」
笑いを堪えながら、乃莉子がアマネに謝る。
「大袈裟なもんか。
俺以外の男が、乃莉子に触るのイヤなんだよ!」
「相変わらずの我儘だな。
男の嫉妬は、醜いぞ。」
そんなキャスパトレイユを見向きもせずに、冷静な声でサラリと言い捨てたアマネは、シラサギの元へと歩いて行ってしまった。
乃莉子は、てっきり純白のドレスを着るのかと思っていたんだが・・・。
でもこの淡いクリーム色は、お前の柔らかい雰囲気に良く合っている。
幸せになれ、乃莉子。」
甘く祝福の言葉を囁いたアマネは、ひざまづき、当然のように乃莉子の手を取って、甲に口づけた。
キャスパトレイユは瞬時にその行動に反応し、アマネから乃莉子をもぎ取る。
「てンめぇ~。
俺の花嫁に、何勝手に触ってんだよ!
乃莉子が汚れるだろうが。
しっ!しっ!あっち行けよ。
近づくな!」
キャスパトレイユの過剰な反応に、乃莉子は気持ちが緩み、クスっと吹き出す。
「キャスは大袈裟だよ。
ごめんね、アマネ。」
笑いを堪えながら、乃莉子がアマネに謝る。
「大袈裟なもんか。
俺以外の男が、乃莉子に触るのイヤなんだよ!」
「相変わらずの我儘だな。
男の嫉妬は、醜いぞ。」
そんなキャスパトレイユを見向きもせずに、冷静な声でサラリと言い捨てたアマネは、シラサギの元へと歩いて行ってしまった。