天使の舞―後編―
迷うことなくキャスパトレイユが向かった先は、自分達の寝室であった。
「キャスったら、どうして部屋になんか戻っちゃうのよ。
皆様に失礼でしょ。」
乃莉子はワインの力も手伝ってか、キャスパトレイユに文句を言いながら部屋に入った。
キャスパトレイユは不貞腐れている乃莉子を、有無を言わさずグイッと腕の中に引き寄せる。
そして耳元で、甘く囁いた。
「俺達今日から、正式に夫婦なわけだろ?
だからさ。
初夜だよ、初夜。
早くしないと、夜が明けちゃうぜ。
もう俺、我慢の限界。」
「もう!
何言ってるのよ!」
思いっきり不機嫌な乃莉子のことなどお構いなしに、ひょいっとお姫様抱っこをして、キャスパトレイユはベットに向かった。
「乃莉子、愛してる。」
その言葉と共に、これから始まる濃密な夜を、この先の濃密な日々を、2人は幸せに満喫するのである。
END
「キャスったら、どうして部屋になんか戻っちゃうのよ。
皆様に失礼でしょ。」
乃莉子はワインの力も手伝ってか、キャスパトレイユに文句を言いながら部屋に入った。
キャスパトレイユは不貞腐れている乃莉子を、有無を言わさずグイッと腕の中に引き寄せる。
そして耳元で、甘く囁いた。
「俺達今日から、正式に夫婦なわけだろ?
だからさ。
初夜だよ、初夜。
早くしないと、夜が明けちゃうぜ。
もう俺、我慢の限界。」
「もう!
何言ってるのよ!」
思いっきり不機嫌な乃莉子のことなどお構いなしに、ひょいっとお姫様抱っこをして、キャスパトレイユはベットに向かった。
「乃莉子、愛してる。」
その言葉と共に、これから始まる濃密な夜を、この先の濃密な日々を、2人は幸せに満喫するのである。
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