天使の舞―後編―
小悪魔にお仕置き
天王宮、光織りなす中庭。
緑に繁る芝の上には、ミルクティー色の緩い天然パーマを揺らす天界の王子が、浮かない表情で立っていた。
「王子様!
これはいったい、どうゆう事なのですか?」
キャスパトレイユを責め立てる、透明感のある女性の声。
「とりあえず、落ち着きましょうよ。
私もキャスパトレイユ様に、お聞きしたい事が、ここまで出ているんですから。」
そう言って、自分の喉に手をあてた、朗らかな女性の声。
この声の発信源の2人の女性は、トルティナとライラであった。
トルティナは、透明感のある清楚な声で、ライラに不満をぶつける。
「ライラさん、私、落ち着けません。
王子様のなさりようは、あんまりです。
王子様は乃莉子様だけを、愛しているのではなかったんですか?」
いつものライラの朗らかな声にも、キャスパトレイユに向けて、痛々しいほどのトゲが含まれていた。
「キャスパトレイユ様。
言い訳を、聞かせていただきましょうか?
後ろに居るお方は、どなたなんですか?」
緑に繁る芝の上には、ミルクティー色の緩い天然パーマを揺らす天界の王子が、浮かない表情で立っていた。
「王子様!
これはいったい、どうゆう事なのですか?」
キャスパトレイユを責め立てる、透明感のある女性の声。
「とりあえず、落ち着きましょうよ。
私もキャスパトレイユ様に、お聞きしたい事が、ここまで出ているんですから。」
そう言って、自分の喉に手をあてた、朗らかな女性の声。
この声の発信源の2人の女性は、トルティナとライラであった。
トルティナは、透明感のある清楚な声で、ライラに不満をぶつける。
「ライラさん、私、落ち着けません。
王子様のなさりようは、あんまりです。
王子様は乃莉子様だけを、愛しているのではなかったんですか?」
いつものライラの朗らかな声にも、キャスパトレイユに向けて、痛々しいほどのトゲが含まれていた。
「キャスパトレイユ様。
言い訳を、聞かせていただきましょうか?
後ろに居るお方は、どなたなんですか?」