天使の舞―後編―
「キャスパトレイユ様!
ヨゾラは関係ありません!
でもあたし、悪い事したなんて、思ってないから。」
「・・・・・・・・・・。」
またも、無言のキャスパトレイユ。
「キャス?」
キャスパトレイユの隣で、つい、乃莉子が心配そうな声を漏らしてしまう。
「そうだなぁ・・・。」
乃莉子の声を合図に、キャスパトレイユがようやく口を開いた。
「よし。決めた。」
固唾を飲んで、その場にいた全員が、キャスパトレイユに注目する。
「イザヨイは、俺を諦める事。
それが、俺からのお仕置きだ。
・・・でも、乃莉子にはちゃんと謝ってもらうぞ。」
「え?私なら、もういいよ。
ヨゾラくんにも、お世話になったし。」
「乃莉子は優しいな。」
キャスパトレイユは、片手で乃莉子の細い肩を抱き、腰をかがめて頬にチュっと口づけた。
イザヨイは軽く唇を噛んで、悔しそうな表情を見せたのだが、観念したのだろう、頷くしかなかった。
ヨゾラは関係ありません!
でもあたし、悪い事したなんて、思ってないから。」
「・・・・・・・・・・。」
またも、無言のキャスパトレイユ。
「キャス?」
キャスパトレイユの隣で、つい、乃莉子が心配そうな声を漏らしてしまう。
「そうだなぁ・・・。」
乃莉子の声を合図に、キャスパトレイユがようやく口を開いた。
「よし。決めた。」
固唾を飲んで、その場にいた全員が、キャスパトレイユに注目する。
「イザヨイは、俺を諦める事。
それが、俺からのお仕置きだ。
・・・でも、乃莉子にはちゃんと謝ってもらうぞ。」
「え?私なら、もういいよ。
ヨゾラくんにも、お世話になったし。」
「乃莉子は優しいな。」
キャスパトレイユは、片手で乃莉子の細い肩を抱き、腰をかがめて頬にチュっと口づけた。
イザヨイは軽く唇を噛んで、悔しそうな表情を見せたのだが、観念したのだろう、頷くしかなかった。