天使か!?
次の日…
「真菜、俺もうすぐ消えるから」
「え?葉山?いたんだ!
消えるってどういうこと?」
「俺もよくわかんねーんだよ
でも、そんな予感がして」
「本当?
今までずっと一緒にいたじゃん
気のせいじゃないの?」
「いや、ちげーんだよ
本当にもう消える」
「ふーん、そうなんだ」
「おい、絶対信じてねーだろ」
「うん、そうだけど……
きゃあ!」
俺は真菜を抱きしめた
真菜からしたら、俺のこと見えてないわけだから驚くよな
「葉山?
私のこと抱きしめてるの?」
「うん、もう消えるし」
「葉山って温かいね
で~も、消えるとか言って抱きしめるのはずるいよ!」
そう言って真菜は俺を振り払った
「………もういいよ
信じてくれねーなら
でも、もし俺が消えても自殺したりするなよ」
「余計なお世話!
もう絶対、何があっても死ぬなんて言わないから」
「なら、良かった
じゃあな、学校行ってこいよ」
「うん、行ってきまーす!」
そして真菜は学校に行った
そりゃあ、俺なんか智輝って奴に比べたら全然だけどさ
少しでもあいつにとって大切な存在だったなら嬉しいな
まあ、消える前に好きっていう気持ちは伝えるけど………