天使か!?
真菜side
そして私たちは昨日のバーに着いた
葉山はもう来ていた
「おい!なんで友達連れてきてんだよ!」
「だって・・・・
何されるかわかんないじゃん
昨日あんなことされたのに」
ああ!!!昨日のこと考えてるとイライラしてきた
すると彼は私の首元を見て言った
「こんなとこに絆創膏付けちゃって
キスマーク隠してんのバレバレだよ
お・れ・の」
「・・・・・・もういい、帰ろう、有紗」
「待て待て、いいのか?
今帰ったらケータイのデータ消さないぜ」
「どーせ私が何しても、消さないでしょ?
好きなことさせるだけさせて・・」
「う・・・ばれてたか・・・
ちぇっ、エッチしようとしてたのに」
「最低・・・」
そして私は有紗と共にそのバーを出た
「あいつ、最低でしょ?有紗?
あれが葉山誠也の本性!
テレビと全然違うし!!
なに、いいサッカー選手ぶってんのよ!!!
最低!
本物の葉山は、あんなに性格悪くないよ
もっと・・・いやあいつの100倍ぐらいいいやつだよ」
「・・・・そう?
結構似てるじゃん
女癖は悪いけど、考えることが単純なところとか結構似てる
それに、そんな悪い人にはみえないな」
「え!?
そうなの?
・・・・・・・・
・・・・・・・・まあ確かに・・・
考えることがバカなとこは少し似てるかも
でもあいつは最低だよ
無理やりあんなことしたんだもん
有紗はテレビの印象が抜けてないから、そう思うんだよ」
「まあそうかもね」