カラス
「じゃあ、後程のパーティーで」
手の甲にチュッと
リップ音をならして微笑む。
「伊織さん顔真っ赤」
クスクスと笑う優輝さんは余裕の表情。
やっぱり大人なんだなー…。
ぼふんっ////
また顔が赤に染まる。
お、大人って狡い////!!
「そ、外まで送りますっ////」
「え?いいよ。
女性なんだから伊織さんは」
「絶対送る////!!送るもん////!」
「………はい。
じゃあ、お願いしますね」
ふわりと嬉しそうに微笑む、
そんな優輝さんに顔が火照る。
ズンズンと引っ張っていくような形で
家から飛び出した。