カラス
「なんで昨日殺っているんだ。
依頼日は『明日』。…今日だった筈だが?」
「だから、俺じゃないって〜☆
別の殺し屋でも行ったんじゃない?」
にこにこと笑顔は絶やさない。
カラス。
そう呼ばれて、はいはい〜?と
緩く返事を返す。
「まだ、何かあるの?レオ」
長身の男、
レオを幼い顔つきで見上げると、
一枚の封筒が頭に乗せられた。
嫌そうな表情を作ってみる。
どうせ、するんだけど。
………暇だし。
そう心の中で呟きながら受けとる。
中身は多分、というか絶対?
アレしかないからね。