カラス

「なんで昨日殺っているんだ。
依頼日は『明日』。…今日だった筈だが?」



「だから、俺じゃないって〜☆
別の殺し屋でも行ったんじゃない?」



にこにこと笑顔は絶やさない。



カラス。
そう呼ばれて、はいはい〜?と
緩く返事を返す。



「まだ、何かあるの?レオ」



長身の男、
レオを幼い顔つきで見上げると、
一枚の封筒が頭に乗せられた。



嫌そうな表情を作ってみる。



どうせ、するんだけど。
………暇だし。



そう心の中で呟きながら受けとる。
中身は多分、というか絶対?
アレしかないからね。






< 6 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop