黄昏の出会い
《天ヶ星学園》。
ここ最近人気校として注目されている私立校。
イケメンが多い事と制服のデザインがいいのがウリらしい。
黒のブレザーに色が選べるシャツ。
左腕に学園の校章入り。
ネクタイとスカートは、コバルトブルーと白のラインが入ったチェック柄。
カーディガンは自由。
まぁ確かに、センスはいい。
私からみてもカワイイ制服だ。
一部のマニアには、高値がつくほど人気らしい……。
制服を着ると、
もう天ヶ星の生徒になったんだと思い知る。
人生初の単身赴任………。
気を引き締めて行くか………。
* * *
「担任の花沢夢子です。
よろしくね。」
「こちらこそ。」
2年B組の担任の花沢先生がにこやかに手を出してきて、私も手を握り返して挨拶する。
小柄でぽっちゃり系のかわいらしい女性だ。
花沢先生の後について、教室へ向かう。
~♪~♪♪~
………?
誰だ?
私のじゃないよな…?
「あぁはいもしもし。
……あら、エミちゃんでしゅか!
おばさんでしゅよ~!」
…ええぇぇえ…。
花沢先生、ケータイ出ちゃったよ…。
つか、エミちゃんって誰…?
花沢先生は、構わず電話を続ける。
「悩みがある?
…人は何故山に登るのか?」
「あ…あの……。」
「砂山の頂上でもうそこまで辿り着いたんでしゅか!
しゅごいでしゅね~!」
「……あのっ!!
…教室ココじゃないですか?」
私達の真横には、2年B組のドア。
お取り込み中とはいえ、このままじゃ通り過ぎてしまう。
「あらゴメンなさい。
さてさて……。」
…………不安になってきた………。
ここ最近人気校として注目されている私立校。
イケメンが多い事と制服のデザインがいいのがウリらしい。
黒のブレザーに色が選べるシャツ。
左腕に学園の校章入り。
ネクタイとスカートは、コバルトブルーと白のラインが入ったチェック柄。
カーディガンは自由。
まぁ確かに、センスはいい。
私からみてもカワイイ制服だ。
一部のマニアには、高値がつくほど人気らしい……。
制服を着ると、
もう天ヶ星の生徒になったんだと思い知る。
人生初の単身赴任………。
気を引き締めて行くか………。
* * *
「担任の花沢夢子です。
よろしくね。」
「こちらこそ。」
2年B組の担任の花沢先生がにこやかに手を出してきて、私も手を握り返して挨拶する。
小柄でぽっちゃり系のかわいらしい女性だ。
花沢先生の後について、教室へ向かう。
~♪~♪♪~
………?
誰だ?
私のじゃないよな…?
「あぁはいもしもし。
……あら、エミちゃんでしゅか!
おばさんでしゅよ~!」
…ええぇぇえ…。
花沢先生、ケータイ出ちゃったよ…。
つか、エミちゃんって誰…?
花沢先生は、構わず電話を続ける。
「悩みがある?
…人は何故山に登るのか?」
「あ…あの……。」
「砂山の頂上でもうそこまで辿り着いたんでしゅか!
しゅごいでしゅね~!」
「……あのっ!!
…教室ココじゃないですか?」
私達の真横には、2年B組のドア。
お取り込み中とはいえ、このままじゃ通り過ぎてしまう。
「あらゴメンなさい。
さてさて……。」
…………不安になってきた………。