黄昏の出会い
「……っ、………」


九条さんっ……。


ずっと頑張って……


限界になっても、
ボロボロになってまで………



「…静夜?大丈夫?
やっぱり、もう帰った方が……」


「--いや、大丈夫。
悪いけど…夏野は先帰ってて……。」



出来るだけ何時も通りに振る舞っていたら、エリカは多少不安そうだが分かってくれたようだ。



「…早めに帰るのよ?それと…、エリカでいいわ。」


「…うん。
また明日、エリカ。」



エリカと別れて、私は教室に戻る。



九条さん……。




あなたは、命を懸けてココを守ってきた……。



…だから、これからは私が命を懸けて守ります……。






………例え……



それが………、
私の運命だとしても………。



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