黄昏の出会い
-放課後·教室。


~♪~♪♪~♪~


「う~…。」


ケータイのアラームに目が覚めた。


何時もなら放課後は見回りするのだが、今日は妖怪の気配が見当たらない。


ついでだから、と昼寝でもしてるか、と今に至る。



寝てたおかげで、睡眠不足が楽になった気がする。



何時もこうならいいのに……。



そんな考えが浮かびつつも、見回りに行くため、教室を出た。





* * *


「……いないなぁ。」


廊下を渡りつつ、陰の気を探る。


しかし、昨日とは打って変わって荒ぶる妖怪が出てこない。


今日はもう帰っていいんじゃないか…?



そう考え始めた時。



--ガタンッ!!



「……!?」


反射的に、物音が聞こえた方に警戒する。



陰の気は感じない。


それに、妖怪騒動で暫く完全下校になってるから、生徒·教師はいないハズ…。



なら、妖怪の悪戯か?


何時でも戦えるように、警戒しつつ美術室の扉に手をかける。




3



2



1



--バンッ!!



「誰だっっ!?」



勢いよく美術室に乗り込むと………






「……えっっ!?
そなた……!!」





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