黄昏の出会い
出来た4人の式に命令する。
「部屋を片づけ、手伝って。」
命令を受けた式は、返事をしてそれぞれに散らばり片づけ出した。
ゴミを集めたり、棚を拭いたり、道具を戻したり。
私も、作業を再開した。
氷室は、働く式達を見てポカンと口を開けている。
式に興味を持ったのか、式の1人を捕まえて、ジーっと観察してた。
そうか、普通の奴には初めて見るよな。
なんか新鮮だ。
* * *
式のお陰で、やっと片づけが終わった。
もう月が出てるし。
…もっと早く式使えば良かったんじゃ……?
片づけは終わったのだが……
……ただ今、氷室待ち。
帰らせようとしたら、『寄りたい所がある。』と氷室に言われて……。
すぐに終わると言うから仕方なく、式の1人を護衛に付けて送り出した。
あー……疲れた。
結局妖怪出なかったし……。
少し経って、氷室が戻ってきた。
氷室は私の近くまで近寄り、紙パックのオレンジジュースの突き出した。
「…何?」
「お礼。」
お礼……って………。
まさか、そのために?
氷室って、意外といい奴?
「…早く。
冷たい。鈍い。」
……訂正。
やっぱ感じ悪い。
ジュースを受け取ると、氷室も近くの椅子に腰掛け、紅茶を飲み始めた。
……感じ悪いって思ったけど………。
「………何だ。」
あまりに凝視してたせいか、氷室がこっち見てきた。
「部屋を片づけ、手伝って。」
命令を受けた式は、返事をしてそれぞれに散らばり片づけ出した。
ゴミを集めたり、棚を拭いたり、道具を戻したり。
私も、作業を再開した。
氷室は、働く式達を見てポカンと口を開けている。
式に興味を持ったのか、式の1人を捕まえて、ジーっと観察してた。
そうか、普通の奴には初めて見るよな。
なんか新鮮だ。
* * *
式のお陰で、やっと片づけが終わった。
もう月が出てるし。
…もっと早く式使えば良かったんじゃ……?
片づけは終わったのだが……
……ただ今、氷室待ち。
帰らせようとしたら、『寄りたい所がある。』と氷室に言われて……。
すぐに終わると言うから仕方なく、式の1人を護衛に付けて送り出した。
あー……疲れた。
結局妖怪出なかったし……。
少し経って、氷室が戻ってきた。
氷室は私の近くまで近寄り、紙パックのオレンジジュースの突き出した。
「…何?」
「お礼。」
お礼……って………。
まさか、そのために?
氷室って、意外といい奴?
「…早く。
冷たい。鈍い。」
……訂正。
やっぱ感じ悪い。
ジュースを受け取ると、氷室も近くの椅子に腰掛け、紅茶を飲み始めた。
……感じ悪いって思ったけど………。
「………何だ。」
あまりに凝視してたせいか、氷室がこっち見てきた。