Oh!
「――安奈…」

名前を呼ばれたのと同時に、あたしの頬に手が触れた。

――誰?

あたしがそう思ったのと同時に、唇に温かいぬくもりが触れた。

――ああ…あたし、今キスされてるんだ。

まどろんでいる頭で、そんなことを思った。

「――んっ…」

大きな手が、胸をさわった。

「キレイだよ」

チュッと、胸の先に唇が触れる。

「――んっ…やっ…」

吸われて、舌でなぞられて、軽く歯を立てられる。

それのせいで、あたしの躰がビクビクと震える。

「すごい…固くなってる…。

感じてくれているんだね」
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