Oh!
「当麻とは、ちゃんと恋人同士になりたい。

あたし、当麻のこと好きだから。

だからセフレは…」

そう言ったあたしの言葉をさえぎるように、
「ありがとう」

当麻が言った。

「安奈が僕と両思いで」

そう言った当麻は、まるでホッとしたような口調だった。

ププーッ

クラクションが鳴った。

信号を見ると、青だった。

「ここの信号、早いね」

当麻は苦笑いをしながら車を発進させた。

「でも、安奈の気持ちが聞けてよかった」

フフッと、当麻に笑われた。
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