Oh!
躰を戻そうにも、当麻の両手はしっかりとあたしの腰をつかんでいる。

「――当麻、嫌…!」

抵抗をするあたしに、
「ごめん、もう我慢できないんだ…。

今日は後ろから愛させて」

「――んっ、ああっ…!」

入ってきた灼熱に、うまく呼吸ができない。

「大丈夫かい?」

大丈夫な訳がないでしょうが!

後ろから入ってこられて、苦しい訳がない。

早く抜いて欲しい。

「――あっ…うっ…」

「んっ、深い…」

当麻が大きく息を吐いたのがわかった。
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