Oh!
シーツが破けるかと思うくらいに、あたしは強く握りしめた。

「――当麻、は…?」

そう聞いたあたしに、
「気持ちいいよ、安奈の中」

「――あっ…!」

何度もつきあげられ、限界に導かれる。

「安奈も、言って…」

「んっ…い、い…あっ!」

「いい子だよ、安奈」

耳に当麻の唇を感じた。

「――ッ…」

当麻が近づいてきた分、彼の灼熱が深くなった。

「愛してる、安奈…」

耳元で当麻にささやかれて、
「――あっ…!」

あたしの躰が震えた。
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