Oh!
「ああ、そうですか…」

あたしは持っていた書類を湯川さんに渡した。

「わざわざ、ありがとうございます」

湯川さんはあたしの手からそれを受け取った。

「湯川くん」

当麻があたしたちの前に現れた。

「専務、受け取りました」

湯川さんは当麻に書類を渡した。

「ありがとう」

当麻は書類を受け取った後、、中身を確認した。

「よかった、間にあった」

当麻はホッとしたように言った後で笑った。

「大変だったのにありがとう、安奈」

あたしに視線を向けると、当麻は言った。
< 84 / 115 >

この作品をシェア

pagetop